本願寺の紹介

開祖と歴史

医王山本願寺は、曹洞宗の禅寺です。この寺院は長い歴史を持ち、地域の人々から信仰されてきた場所です。

創建は不明ですが、過去帳は寛永元年(1624年)からのものが存在しています。もとは天台宗の寺院であったと言われ、開山の孤雲玄峯大和尚の代に曹洞宗へ改められ豊川稲荷・妙厳寺の末寺となりました。本堂は明治元年(1868年)の再建と伝えられ、庫裏は大正元年(1912年)に建てられたものです。

近くには一級河川の豊川が流れ緑豊かで静かな地にあります。四季折々の自然があたりを彩ります。春はウグイスがさえずり、夏から秋にかけサルスベリがピンク色の花を咲かせ、秋は柿の鮮やかなオレンジと緑のコントラスト、冬は葉を落とした木々が静寂な美しさを見せてくれます。

本願寺は古くから多くの行事を通じて地域との関わりを深めてきました。また、戦国武将・山本勘助ゆかりの地としても知られています。参拝者は年間を通じて訪れ、寺院の荘厳な雰囲気と豊かな文化財に触れることができます。どうぞ気軽にお立ち寄りください。境内の静寂を感じながら、ゆったりとした時間をお過ごしください。

住職あいさつ

皆さま、本日は当寺院のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

本願寺は、古くから地域の皆さまに支えられ、心の拠り所として多くの方に親しまれてまいりました。

多くのご縁を頂きながら、伝統とともに歩んでおりますが、その道のりの中で、多くの方々の温かなご支援とご理解に支えられていることを深く感謝申し上げます。

住職 
辻 和明(つじ わみょう)

境内の紹介

本堂

現在の本堂は2024年に耐震補強のため改装し、より安全にお参りいただけるようになりました。冷暖房を完備、法要には椅子席でお参りいただけます。

御本尊

病気治癒、健康長寿、現世利益の仏様として広く信仰されている薬師如来像を本尊とし安置されています。日光・月光の二菩薩と十二神将を眷属として従えています。

観音堂

境外村持であったものを、明治維新の際に移したものです。観音菩薩立像、三尺坊、叱枳尼天が祀られています。

築山

銅製の観世音等身立像が安置され、石写法華経が埋蔵されています。

永代供養墓

継承・維持(墓じまい)に悩む方にとって安心して選べる供養墓です。お寺が責任を持ってご供養を続けるため後継者がいなくても心配はいりません。

樹木葬

四季折々の自然に包また静かな墓所です。合祀するのに抵抗をもたれる方に永代供養つき家族墓も提供しております。

永代祠堂

本堂に過去帳位牌を安置し、毎日の読経供養にて、永代にわたって先祖のご供養いたします。

山本勘助父母の墓

墓地には、武田信玄の軍師・山本勘助の父母の墓碑があります。その側に、後世建てた勘助の法名「天徳院武山道鬼大居士」が刻まれた墓があります。

山本勘助像

本堂には新城市名号の陶人形作家・追平陶吉さんのよりいただいた山本勘助の陶人形、玄関には幼いころの源助像が奉られています。